



POPOLON's Goals
特定短期入所「POPOLON」は、医療機関として「医療的ケア児」に
「切れ目のない支援」を届けたいという思いのもと、全力を尽くして支援を行います。
POPOLONが切れ目ない支援の
一助となれば幸いです。
近年、医療技術の進歩により救命率が大きく向上し、医療的ケアを必要とするお子さまがNICUから退院されるケースが増えてきています。豊中市では、こうしたお子さまやご家族を支えるため、小児科医だけでなく、内科の訪問診療医師も積極的に訪問診療に取り組んでおり、地域全体で支援の輪が広がっています。
さらに、訪問看護ステーションや重症児デイサービスの方々の尽力により、多くの重症心身障害児、医療的ケア児がさまざまなサポートを受けられる環境が整いつつあります。これらのサービスは、退院直後からお子さまとご家族を支える大切な存在です。
しかし、NICUでの専門的なケアと比べ、ご家庭でのケアに移行する際には、ご家族、特にお母さまへの負担が大きくなることも事実です。そのため、私たちは「切れ目ない支援」を実現するため、未就学児のお子さまやご家族へのさらなるサポートが必要だと考えています。
特に、NICUから退院された直後のお母さま方が、安心して休息できる時間を確保できる仕組みの充実を目指し、地域全体で支援体制を整えてまいります。私たちは、医療的ケア児と共に暮らすご家族の負担を少しでも軽減し、より良い生活を送っていただけるよう努めてまいりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
社会福祉法第76条及び第77条並びに「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(障害者総合支援法)に基づく障害福祉サービス事業の一つです。
診療所が実施主体(医療型特定短期入所施設)となり、主に重症心身障害児を対象とし、日中だけのお預かり(日中ショートステイ)を行います。
高度な医療に対応することができない福祉型のサービスと異なり、常に医療的ケアを必要とする方にも対応できます。
Advantages of Using
POPOLON(ポポロン)では、ショートステイ中に必要な診療や治療を受けることができます。お子さまの症状に応じて、医師による診察やお薬の処方、その場での使用、点滴治療などにも対応いたします。
定期的にご利用いただくことで、月に1、2回の往診以上に、きめ細やかな体調管理が可能となります。
「医療的ケア+医療的処置+保育活動」と組み合わせたサポートを行っており、単なるお預かりではなく、クリニックで過ごす間に、医師の診察に加えて、治療やケア、個々に合わせた保育を受けられる点は、医療的ケア児にとって大きなメリットと言えます。
「医療的ケアが必要だけど安心して預けられる場所が欲しい」といったご要望にお応え致し、精一杯の愛情を持って、大切なお子さまの健やかな毎日をサポートいたします。
特にNICUから退院したばかりのお子さまをお持ちのご家族は、24時間のケアや介護に追われ、心身ともに疲れ切っていることが少なくありません。
POPOLON(ポポロン)ではお子さまを安心してお預けいただくことで、身体だけでなく、精神的な疲労の軽減につながると考えています。
ご家族の心と体の余裕を取り戻す
お子さまのケアから少し離れることで、心身のリフレッシュができ、結果的にご家族全体の疲労軽減につながります。
キャリアを諦めない未来を支援
お子さまのケアと仕事を両立できる環境づくりをサポートし、ご家族のキャリア継続を応援します。
家族計画の実現をサポートします
きょうだい児との時間を大切にすることは、ご家族にとって非常に重要です。当クリニックでは、きょうだい児をケアする時間を確保できるよう支援し、ご家族が新たな一歩を踏み出せるよう全力でお手伝いします。
お子さまを大切に見守りながら、ご家族全員が心にも体にも余裕を持てる生活をサポートする――それが私たちの目指す目標のひとつです。
ご利用開始までの流れ、
サービス内容など、
詳しくは、
ご利用案内をご覧ください。
POPOLON Features
パッソクリニックでは、NICUを担当してきた経験豊富な小児科専門医の院長をはじめ、クリニック併設型の特長を活かし、多職種が連携して 赤ちゃんから小児まで幅広くサポートしています。
看護師、理学療法士(PT)、保育士、助産師などの専門スタッフが一丸となり、医療・育児・リハビリをトータルで支援します。
また、月に数回、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)によるリハビリテーションも実施し、お子さま一人ひとりの成長と発達に寄り添います。
呼吸理学療法 × 最新の人工呼吸器「IPV®」
お子さまひとりひとりに適した呼吸ケアを提供します
パッソクリニックでは、最新の治療用人工呼吸器「IPV®(インターパルモナリー・パーカッション・ベンチレーション)」を導入し、呼吸機能の向上と生活の質の改善を目指した呼吸理学療法を提供しています。
IPV®は、次の3つの機能を同時に実現する画期的な人工呼吸器です。
ネブライザーで加湿された空気を高頻度かつ断続的に気道へ送り、換気改善と喀痰排出を促します。
IPV®で慢性的な呼吸障害や分泌物管理をサポート
通常、総合病院等でしか利用できないIPV®を、当院ではお預かり中に無料でご利用いただけます。
微細な振動を気道に届けることで分泌物の排出を促し、特に慢性的な呼吸障害や気道分泌物の管理が必要なお子さまに有効な治療を提供します。
お預かり中のリラックスできる環境の中で、総合病院レベルの呼吸ケアを受けることができ、健康維持と日常生活の質向上を目指します。
呼吸機能の改善
微細な振動が気道奥深くまで届き、分泌物排出を促進します。
非侵襲的でやさしい治療
お子さまにも負担が少なく、快適に治療を受けられます。
幅広い適応
呼吸器疾患だけでなく、肺炎や気道閉塞などさまざまなトラブルに対応可能です。
お子さまの健康とより快適な日常生活をサポートするため、ぜひ当院のIPV®治療をご活用ください。
退院後、まだどこにも預けたことが無い小さな赤ちゃんも『小児に特化した医療機関』だからこそ、安心してご利用頂けます。
クリニック併設なので、小児科医の診察により、追加での吸入や治療をその場ですぐに行え、必要に応じて医療的処置が可能です。
POPOLONから車で片道約20分圏内(※相談可)の方は送迎サービスをご利用いただけます。
ご家族による送迎も可能です。
9時から16時まで最大7時間ご利用可能です。
短時間の預かりと違い、安心して有効に時間を活用して頂けます。
年2回定期開催
(詳細はブログでご案内します)
PASSOクリニックの往診患者様やポポロンをご利用の医療的ケア児とその保護者様同士が繋がりを深めたり、普段できない情報交換などを行うことを目的としたコミュニティです。
身体的だけじゃなく、心の余裕ができた
兄妹との時間を作ることができて良かった
体調不良時に、ほかの児発では預かってもらえないが、ポポロンで対応して貰えたので、仕事を続けることができた
他の短時間の預かりとは違い、少し長く預かってもらえることでリフレッシュの度合いが格段に上がった
預かってもらっている最中に、IPVを行ってもらえているので、体調が良くなった・安定している
投薬や治療をすぐに行ってもらえるので体調管理にも役立っていると感じる
他の医療的ケア児との親同士のつながりができて、いろんな情報や意見交換が出来て良かった
家にずっといると子供同士の交流が全くないので、ポポロンで交流出来て、良い刺激になり、とても良かった